通院・お薬の記録ガイド
診察の時間は限られています。そこで思い出そうとすると、たいてい大事なことが抜けます。前回の診断、飲ませていた薬、症状が始まった日。あらかじめ残しておけば、聞かれた瞬間に答えられます。準備のしかたと、続けられる残し方をまとめました。
足のかばいは4日目からなくなった
5/3の散歩後から。痛み止め7日分
証明書を撮影して添付
この記事の要点
通院で役に立つ記録は「症状の経過」「これまでの治療と薬」「次回の予定」の3つです。症状はいつから・どのくらいの頻度で・どんなときにの3点をそろえて書くと伝わります。ワクチンや予防薬は年間のスケジュールが決まっているので、受けた日と次回を記録しておけば思い出す必要がなくなります。明細や証明書は撮影しておくと、保険の請求や転院のときにそのまま使えます。
どの病院でも、最初の数分で同じことを聞かれます。
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聞かれる内容が毎回同じなら、その場で思い出すのではなく、あらかじめ残しておけばいいということになります。しかも、いま挙げた4つはどれも飼い主にしか分からない情報です。検査で分かることは病院が調べられますが、家での様子はこちらが伝えないと誰も知りません。
記録は、獣医師に渡す材料です。診断は獣医師の役割で、飼い主の役割は家で起きたことを正確に持っていくことです。
出発前に、この9項目が答えられる状態かどうかを確認してください。
そのほか、聞きたいことを事前に書き出しておくと、聞き忘れて帰ることがなくなります。
主観を消す必要はありません。事実と主観を分けて書くだけで変わります。
「最近なんか元気ない。
ごはんもあんまり食べない」
どのくらい元気がないのか、いつからなのかが分かりません。診察では結局その場で聞き直すことになります。
「9/3の夜から元気がない。ごはんは半分残す(3日連続)。水はいつもどおり。9/5朝に1回吐いた(未消化のフード)。散歩には行くが、途中で座り込む」
日付・回数・いつもとの差が入っています。書く手間はほとんど変わりません。
| 観点 | 書き方の例 |
|---|---|
| いつから | 「9月3日の夜から」/「先週の火曜の散歩のあとから」 |
| どのくらい | 「1日に3〜4回」/「1回あたり10秒くらい」/「3日続いている」 |
| どんなときに | 「寝起きに多い」/「食後30分くらい」/「興奮したとき」 |
| ほかの変化 | 「食欲は半分」/「水を飲む量が増えた」/「便がゆるい」 |
| いつもとの差 | 「ふだんは1日2回完食」/「散歩は毎日30分行けていた」 |
コツは、症状が出た日にその場で書くことです。あとからまとめて書こうとすると、日付が曖昧になって価値が半分になります。1行でかまわないので、その日のうちに残してください。
毎年くり返すものは、記録しておけば思い出す必要がなくなります。
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このなかで犬の狂犬病予防注射は、狂犬病予防法によって年1回の接種と登録が義務づけられています(生後91日以上の犬が対象)。市区町村からの案内は春に届くことが多く、集合注射も4〜6月に行われるのが一般的です。接種した日と、交付された注射済票を記録しておくと、翌年の案内が来る前に自分で把握できます。
フィラリアやノミ・マダニの予防薬は、投与しはじめる月と終える月が地域によって違います。「去年はいつから始めたか」を残しておけば、毎年その記録を見るだけで済みます。健康診断も同じで、前回の日付が分かれば次の時期が決まります。
予防の内容と時期は、この記事では決められません。 必要なワクチンの種類、予防薬の期間、健診の頻度は、動物の種類・年齢・生活環境・持病によって変わります。上の図はあくまで一般的な目安で、実際のスケジュールはかかりつけの動物病院にご確認ください。
紙は、必要になったときにかぎって見つかりません。
会計の明細、ワクチン接種証明書、検査結果の用紙。どれも受け取った直後に撮影しておくだけで、あとから探す時間がなくなります。とくに次の場面では、原本かその写真がないと話が進みません。
ペットノートFamilyの通院手帳では、記録に画像を1枚添付できます。明細や証明書を撮って、その日の記録に貼りつけておく使い方ができます。
1回ごとの金額ではなく、1年の合計が判断材料になります。
通院のたびに支払う金額は、その場では「こんなものか」と思って終わります。ところが1年分を足してみると、想像していた額とかなり違うことがあります。ペット保険に入るかどうか、どのプランにするかを考えるとき、この合計額がいちばん確かな材料になります。
通院手帳では、記録ごとに費用を任意で入力できます。入力しておけば、あとから1年間にどれだけかかったかを見返せます。予防(毎年決まってかかるもの)と、突発的な通院(読めないもの)を分けて眺めると、備えるべき金額の見当がつきます。
ペットノートFamilyの通院手帳は、1回の入力で次回の通知までつながります。
記録の種類
次回の予定 (オプション)
画像 (証明書・明細書など)
記録の種類を選んで、日付・タイトル・メモを入れます。費用と画像、次回の予定は任意です。
次回の予定を入れておけば、予定の24時間前と2時間前に通知が届きます。予防薬や再診のタイミングを、自分で覚えておく必要がなくなります。
記録を追加する画面。症状メモは、前の章の5つの観点をそのまま書けば十分です。
記録の種類は「通院」「ワクチン」「お薬」「その他」から選べます。あとから種類で見分けやすくなります。
タイトルには病院名やワクチン名を、メモには症状や処方の内容を入れます。前述の5つの観点をそのまま書けば十分です。
会計の明細や証明書を撮影して添付できます。費用を入れておくと、あとから合計を振り返れます。
次回の予定を入れると、24時間前と2時間前に通知が届きます。予約を忘れる心配がなくなります。
家族を招待していれば、誰が付き添っても記録は同じ場所に集まります。「病院に連れて行ったのは自分ではない」という日でも、何をしたか・次はいつかが全員に共有されます。体重の推移とあわせて診察に持っていきたい方は、体重管理ガイドもご覧ください。
通院の記録について、よく聞かれることをまとめました。
症状は「いつから・どのくらいの頻度で・どんなときに出るか」の3点、あわせて食欲や便・尿の変化、体重の推移、いま与えている薬やフード、前回の通院日と診断内容を用意しておくと、診察がスムーズです。咳やふるえ、歩き方などは診察室で再現しないことが多いため、家で撮った動画があると役立ちます。
「なんとなく元気がない」ではなく、日付・回数・いつもとの差を入れて書きます。たとえば「9月3日の夜から元気がない。ごはんは半分残す状態が3日続いている。9月5日の朝に1回吐いた」のように、事実を並べる形にすると、そのまま診察で使えます。症状が出た日にその場で書くのがコツです。
犬の狂犬病予防注射は法律で年1回の接種が義務づけられており、原則として4〜6月に行われます。フィラリア予防は蚊の発生期間に合わせて5〜12月ごろ、ノミ・マダニ予防は3〜11月ごろが一般的な目安ですが、いずれも地域差があります。混合ワクチンは年1回が目安で、時期はかかりつけの動物病院の方針に従ってください。
前回の通院日・診断・処方が日付つきで残るため、「いつ行ったか」を思い出す必要がなくなります。次回の予定を登録しておけば通知で知らせてくれるため、予約や予防のタイミングを逃しにくくなります。明細や証明書の画像も一緒に保管できます。
できます。ペットノートFamilyの通院手帳では、記録ごとに画像を添付できます。会計時の明細やワクチン接種証明書を撮影して残しておくと、保険の請求やペットホテルの利用時にそのまま使えます。
通知されます。通院手帳に次回の予定を登録すると、予定の24時間前と2時間前に通知が届きます。
できます。ペットごとに記録を分けて管理する設計のため、多頭飼いでも記録が混ざりません。犬・猫だけでなく、うさぎや小鳥などの記録にも同じように使えます。なお、無料プランで登録できるペットは1匹です。2匹目以降の登録はStandardプランの機能で、最大10匹まで登録できます。
記録ごとに費用を任意で入力できます。入力しておけば、あとから通院にかかった金額を見返せます。ペット保険への加入を検討するときの材料になります。
ペットノートFamilyの通院手帳なら、通院・ワクチン・お薬の記録に加えて、明細の画像や費用、次回の予定までひとつにまとまります。予定の24時間前と2時間前には通知が届きます。基本機能は無料で使えます。
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